CMYKは印刷で用いられるインクの色のことです。
シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック──この4色の組み合わせで、
雑誌や書籍のほとんどは印刷されています。重なり合えば深みのある黒になります。
RGBは光の三原則です。
モニターで見るすべての色は、レッド、グリーン、ブルーの3色で配分されています。
重なればピュアなホワイトになります。
印刷メディアを表すCMYK、そして映像メディアを表すRGB。
それぞれの色が代表する産業は、作り手も売り手も、お互い干渉せずに成り立ってきました。
しかし1980年代末、米国でDTPが普及して最初の壁が壊れます。
ビット(コンピュータ)の世界では、テキストもグラフィックもサウンドも映像も、
すべてが対等です。
'80年代には、まず音楽のMIDIとテキストデータが、
'90年代には、それに加えて画像とサウンドが、
2000年代には映像もパーソナルコンピュータで手軽に扱えるようになりました。
新たに熱気を帯びてきた「YouTube動画」や「電子書籍」は、
さらなる壁を壊す役割を果たすでしょうか。
シャッフルでは、CMYKとRGBの世界を行き来しながら、
それを「シャッフル」することで、「新しい何か」を創造していきたいと考えています。
有限会社シャッフルは、さまざまなパッケージソフトの制作経験を通して、
パッケージソフト、WEBコンテンツ、モバイルアプリなどを総合的に提案する
メディアコンテンツの制作&コンサルティング会社です。
さまざまなメディアを熟知しているからこそできる、効率的で質の高い制作物
シャッフルには、出版、映像、WEB、デジタルソフトなど、様々なパッケージ&コンテンツの制作経験があり、様々なデジタルフォーマットに精通しています。印刷物に映像の知識、映像制作に印刷物の知識を用い、「総合力」で顧客満足度の高いコンテンツ&商品の制作を行います。
北海道発ながら全国で大ヒットしたTVバラエティ番組「水曜どうでしょう」。その公式本の編集・デザインの仕事では、「持ち歩きできる旅の本」をめざし、各エピソードの概略や移動経路、エピソード同士のリンク、番組の背景、過去のアーカイブなどを収録しました。
またこの番組には台本がないので、制作にあたっては全エピソードをマスターDVDからMPEG4に変換し、ハードディスクに保存。社内ネットワークで共有し、全エピソードのテキスト化、画面キャプチャーなどを、検証・検索用、デザイン用に利用しました。印刷物と映像、デジタルフォーマットの知識が生かされた例です。
→詳細な内容は、ウィキペディアをご覧下さい。
無駄な経費を削減し、最短で目的に到達できるコンサルティング業務
コンサルティング業務では、データや資料(紙やフィルムなどのアナログを含む)の管理・データ変換、メディアの特性に合わせた解像度の選択やフォーマットのアドバイスなどを行います。コンテンツの二次利用には、再利用しやすい状態でアーカイブしておく必要があります。
マスターデータを適切なフォーマットで保存・管理することで、2重、3重の無駄な経費を削減できます。メディアごと、プロジェクトごとに合った適切で効率のいい方法を見極め、最短の方法で目的に到達できるようアドバイス等を行います。
これまでシャッフルでは、単発のパッケージソフトの制作だけでなく、本や映像パッケージ、インターネットなど、複合したパッケージメディアの制作だけでなく、プロジェクトもサポートしてきました。例えば同じコンテンツで本とDVDソフトを同時に作成する場合、それぞれのメディアの特性を考えて収録コンテンツを提案、適切な方法で素材を集めたうえで最適な方法で形にします。
またプロジェクト全体をサポートする場合は、それぞれにメディアで共通して使えるデジタルデータを作成し供給するなどをサポートしています。
メディアやdフォーマットを「シャッフル」し、コンテンツを最適なメディアでコンテンツや商品制作し、最大の効果を上げるのが弊社の目標です。
2010年3月に発売されたアニメ映画『サマーウォーズ』Blu-ray版では、ソフト全体のUI(ユーザインターフェース)の設計、特典ディス「サマーウォーズナビ」の設計、氷川竜介氏の「アニメ動画解説」の制作を担当しました。
UI設計では、リモコンを押す回数、操作の快適さや統一感を考慮し、「サマーウォーズナビ」では、収録される映像や画像などのコンテンツをどうマッピングするか設計しました。特典ディスクの「サマーウォーズ・ナビ」は、本編と特典コンテンツ(映像、静止画ギャラリーなど)を「タイムライン」で関連づけた日本で始めて実現ソフトです。書籍などの編集・デザイン、映像制作、ソフト開発力が総合的に生かされた例です。
→実際の操作については、「サマーウォーズ 公式ブログ」をご覧下さい。